高血圧や糖尿病、腎不全といった病気は、心不全の発症や進行に大きな影響を及ぼします。そのため心不全の治療にあたっては、これらの病気の予防や治療が重要です。

併存疾患

心不全を発症・進行させないために
注意すべき病気

  • 高血圧

    高血圧が続くと、血管の壁がだんだん厚くなり、血管が硬くなります(動脈硬化)。それが進行すると狭心症心筋梗塞に繋がります。また、高い血圧に打ち勝って血液を送り出す心臓には大きな負担がかかるため、これに対応しようと心筋が分厚くなり、心不全の原因になります。

  • 糖尿病

    血糖値が高い状態が続くと、血管が傷つけられて動脈硬化を引き起こし、また心筋自体も機能が悪くなり、心不全に繋がります。

  • 腎不全

    腎臓は余分な水分や老廃物を取り除く働きをしています。腎臓の働きが悪くなると、それらをうまく体の外に出すことができなくなるため、心臓に負担がかかります。

2024年6月作成