心不全の進行を抑えるためには、お薬による治療が欠かせません。
心不全に対して用いられるお薬には、大きく分けて「心不全の悪化を遅らせるお薬」「心不全の症状を緩和するお薬」があります。

心不全の悪化を
遅らせるお薬

  • 心臓を保護するお薬

    心不全ではレニン・アンジオテンシン・アルドステロンといったホルモンが過剰に分泌されているため、そのバランスを調節し、心臓を保護します。

  • 心臓を休ませるお薬

    心不全では、心臓が十分に血液を送り出すことができないため、それを補うために心拍数が高くなっています。その状態をリラックスさせて、無理をしすぎている心臓を休ませます。

  • 併存症のリスクを減らすお薬

    心臓を保護することなどで、心不全の悪化による入院を防ぎます。

心不全の症状を
緩和するお薬

  • むくみをとるお薬

    体に溜まった水分を外に出すことで、心臓にかかる負担を減らします。

  • 心臓を力づけるお薬

    心臓が収縮する力を強めて、全身に血液を送り出すポンプ機能を助けます。

心不全の治療には、これらの他にもさまざまなお薬が使われます。
心不全の悪化を防ぐためには、お薬をきちんと服用し、症状を緩和させて入院を防ぐことが重要です。

「知っておきたい心不全の治療薬」 では、お薬について分かりやすく解説しています。ご自身がどのようなお薬を飲んでいるのか詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。

【参考】
・矢﨑義雄(監).治療薬UP-TO-DATE 2021. 東京:メディカルレビュー社;2021.
・大八木秀和(監). かんテキ 循環器. 大阪:メディカ出版;2020.
・一般社団法人 日本心不全学会. 心不全手帳(第2版). 2018. http://www.asas.or.jp/jhfs/pdf/techo_book_new1_katamen.pdf

2022年8月作成