心不全Q&A

  • Q

    心不全で仰向けに眠れず、座っているほうが息が楽になる(起坐呼吸になる)のはなぜですか?

  • A

    体を横にすると下半身に溜まった血液が急に心臓に戻り、その結果肺に送り出される血液も増えます。しかし、心臓のポンプ機能が低下していると血液が流れにくくなり、肺の血管に血液が溜まるため、息切れしやすくなります。また、内臓が肺を圧迫するため呼吸自体も苦しくなりますが、この状態は上半身を起こすことで楽になることから、心不全患者さんは起き上がって前かがみに座るようになります。

2022年12月作成