心不全Q&A

  • Q

    なぜ慢性腎臓病(CKD)があると心不全になりやすいのですか?

  • A

    心臓と腎臓は血管を通じて繋がっており、一方の臓器が悪くなるともう一方にも悪影響が及びます。慢性腎臓病は腎臓の働きが低下する病気ですが、腎臓の働きが低下すると老廃物などを体外に排泄できなくなるため血圧が上がって心臓に負担がかかり、心不全の発症リスクが高まります。また、腎臓が正常に働くには十分な血流が必要ですが、心臓の働きが低下すると腎臓に流れ込む血液が減り、腎臓の働きが低下します。このように、慢性腎臓病と心不全は互いに悪影響を及ぼしあうので、心不全の発症を防ぐためには慢性腎臓病をきちんと治療することが大切です。

2025年12月作成